熱帯魚飼育に必ず必要なヒーターですが、正しい使い方と選び方出来てますか。
いざ水温計を見てみると26度にならないし、ヒーターが動作してる様子がない。
ちゃんとした選び方をしないと熱帯魚の調子も上がらないし、殖やす事もできないですよ。
というわけで、今回は正しいヒーターの設置の仕方、選び方を伝授します。
水の流れがある場所に設置する。
基本中の基本なんですが、意識しない人が多い。
まずヒーターには、ヒーターの本体部分にセンサーが内臓されているものと、ヒーター本体とセンサーが分離されている物の2種類があります。
特に気を付けて欲しいのが、ヒーター本体にセンサーが内臓されているタイプ。
このタイプは止水域(水の流れがない場所)に設置してしまうと、水槽全体が温まるまで非常に時間がかかります。
というか、いつまで経っても温まらないんじゃないか。
水の流れがない場所に設置してしまうと、ヒーターの周りだけを温めて仕事を終えます。
なぜなら、水の動きがないため、温めた水がいつまで経っても流れていかないから。
どんだけ良いヒーターを買った所で止水域に置いてしまっては全く無意味なんですね。
無能なヒーターの出来上がり。
では、どうすればいいかというと、ろ過機の近くに設置すれば良いわけです。
絶対に水が動いているので水槽内全体が暖かくなりやすい。
たったこれだけで改善されます。
説明書に記載がない場合は横置き。
熱帯魚用に出ているヒーターのほとんどが横置きです。
縦に置いてしまうと、温めた水を感知してヒーターが動作を辞めます。
またもや無能なヒーターの出来上がり。
水槽底面に対して平行に置くのが正解。垂直はダメです。
水槽のレイアウト的に縦に設置した方が良い場合は縦に設置出来るものもあるので、専用の物にしてください。
ヒーター自体の大きさも小さく色も黒くて目立たないので、ブラックバックの水槽には非常におすすめ。
容量がひとつ上の物を選ぶ。
それでも温まらない場合は、部屋が外気が低すぎてヒーターが対応しきれてない可能性が高い。
例えば45㎝の水槽に45㎝水槽用のヒーターを使った場合、突然の冷え込みがくるとヒーターが凄い頑張らないといけないわけですよ。
つまり、ヒーターが水温を上昇させる速度が通常より遅くなるわけ。
熱帯魚の負担にもなる。
というわけで、室温が低い人の場合は45㎝の水槽だったとしても60㎝用のヒーターをつけた方がいいんですよ。
温める力が強いと水温の安定にも繋がって熱帯魚の調子もよくなるよ。
ちなみに2ランク上くらいの物にした場合、ヒーターがでかすぎて水景がぶっ壊されます。間違いなく邪魔。
暖房つければ済む話なんだけど、ヒーターの方が電気代安いよね。
まとめ
時々温まらないって悩んでる人がいるんですけど、よく話を聞くと設置の仕方が違う場合が多い。
ヒーターが不良なのではなくて、設置の仕方が悪い。
設置場所を変えるだけであっという間に設定温度になりますよ。