レイアウト水槽にしたいなら、水草よりも先に石を入れた方が良いです。
水草が成長した後に石を入れると、上手に空間が使えない場合が多いんですよ。
なにより、水草が成長してるのに引っこ抜くのがなんとなく嫌。
アメリカンスプライトとか凄い丈夫なので、引っこ抜いてもほとんど問題ないんですけど。
それと水草と違って石はライトいらないので、電気つけっぱが嫌な人にもいいですよね。コケが生えにくくてメンテナンスしやすい。
僕は石だけでレイアウトするのも全然良いと思っていて、水槽の中が物凄く落ち着いた雰囲気を持つようになります。
色味が魚からしか感じられないので、魚を一番楽しめるのも特徴のひとつ。
逆に、水草でレイアウトを作ると色味が増えるので、水槽の存在感が出てきます。
魚と水草の色の対比で綺麗にも見えるしね。
ただ、めんどくさがりな人には水草レイアウトはおすすめしない。
伸びてきたら切らないと汚く見えますし、コケも蒸してきやすいからです。
石にもいくつか種類がありますが、僕が好きでなおかつ扱いやすい石を5種類選びました。
超小型水槽ならプチアクアもありかもしれないけど、基本は大きい方おすすめ。
青華石
定番中の定番。定番なのには理由があって、レイアウトがしやすいから。
よっぽど明るい底砂じゃなければ、浮いた雰囲気になることもないし、ある程度適当に入れても絵になります。
60㎝水槽とかだったら、拳くらいの大きさのやつ2~3つくらい入れておけばとりあえずOK、みたいな。
黒光石
こちらは青華石よりもゴージャスな石。色味としては黒がメインに白が入ってる感じなので、かなり高級感が出ますね。
おすすめは生体数が少なめの水槽に入れること、水槽から高級感が出る。
僕は前の店で楊貴妃スワロー3匹の小型水槽に入れてました。
個人的に結構好き。
溶岩石
溶岩石も定番です。アクアリウムショップで水草と抱き合わせで売ってたりするのは大体コイツ。
色んなサイズがあることと、引っかかりやすくてレイアウト組みやすいのも理由。
色がいくつかありますが、定番は赤っぽいやつか黒。
赤いやつは水槽に入れる前は結構明るい印象がありますが、水の中に沈めると色味が落ち着くので意外と扱いやすいんですよ。
それとごつごつしてる事から、微生物が活着しやすいのも特徴。
つまり、ろ材的な扱い方も出来るわけです。最高。
木化石
青華石よりも色味が薄くて、水草水槽に良い。
水槽の中に入れても出すぎない存在感が扱いやすい。
某ジブリ映画っぽい雰囲気が出るやつもコイツ。
弱点は水質が少し変わってしまう点。若干アルカリ質に傾いてしまうんですよね。
ちなみにほとんどの熱帯魚は弱酸性~中性を好みます。
石斧石
他の石との違いはめちゃめちゃ薄いこと。
高さがあんまりでないので、横に積み重ねてレイアウトする人が多いと思います。
扱いやすいし、僕は一番好きです。
小型水槽だと持て余すので、中型サイズ以上の水槽でおすすめ。
番外編・紫光石
個性の塊みたいな石。うまくレイアウトすればかっこいいですが、だいたいの人が石だけ浮いてて、不自然な水景になってます。上級者向け。
まとめ
レイアウトするなら、この5つから選べば間違いない。
あとは部屋の雰囲気とか作りたい雰囲気によって石を選ぶのが大事。
手抜きアクアリストには石のみでも良い。