August Burns Red が相変わらず最高
AugustBurnsRedといえば、適度なプログレとギターメロディが特徴のバンド。
前回のアルバムでは攻撃性よりもメロディに重点を置いた作風でしたが、今作は若干のジェント化が見られます。
先行リリースされた曲がジェント化していた物だったので、とうとうABRも波に飲まれたか、と思っていたんですが、先行リリースされた曲以外はいつも通りギターメロディが最高なABRでした。
今回のアルバムPhantom Anthemですが、後半6曲目以降が本当に良い。
雨の日に1人きりで聴きたくなるような雰囲気の曲です。
切ないバッキングにメロディアスなリードが乗っかってくるABRの真骨頂が存分に楽しめる。
リードも良いのは前からなんですが、バッキングも良いんですよね。
バッキングもこのバンドの肝を握っていると思います。 タイトなリズムで情緒的。
そして、ライブで暴れるだけの曲じゃなくて、メロディにも気を配っているので聴くだけでも十分楽しめる。
MIDIとかボーカルレスバージョンが入っている事を見れば明らかです。
ABRが毎回入れてくる謎のパートだけが微妙
今回のPhantom Anthemも多いのがネック。
あれマジで必要あんのかな。
今までの勢いを全部捨ててると思うんですけど。
この傾向が表れたのはLevelerからなんですが、人気曲にほとんど謎のパートが入っている事からライブ中にテンションの行き所が不明にならないか心配です。
後半4曲がクライマックス
8曲目からクライマックスは始まります。
湿っぽく体にじわっと浸透していくようなギターメロディと溢れる疾走感が押し寄せてきます。
僕がメタルコアに求めているものはこれ。
メロディ派なメタラーにおすすめです。