元アクアリウムショップスタッフが断言します。

28歳。元アクアリウムショップスタッフ。アクアリウムを中心にギターやテレビの事も書きます。ブログ名の変更に伴い、記事タイトルも省略します。

あなたのグッピーが死んでしまう理由。

グッピーが死んでしまう理由って、そんなにないんですよ。

 

よく増える分よく死ぬってイメージを持ってる方がいると思いますが、そのイメージ正解です。

ソースは僕が店で働いていた時にも同じ現象が起きていたこと。

では、グッピーはなぜ死ぬのか。

 

ミックスグッピーの場合、管理のされ方

グッピーには大きく分けてミックスグッピーと呼ばれる雑種のグッピーと、いわゆる国産グッピーと呼ばれる血統を持つ種類があります。

 

簡単な見分け方として高ければ国産、安ければミックス。

 

まずアクアリウムをはじめるきっかけになる生体って、多くの場合がグッピーなんですが、それくらいグッピーは人気が高いわけですね。

”熱帯魚=グッピー”と言っても過言ではないんですよ。

 

つまりグッピーの需要はかなり高い。

この事から、グッピーは大量生産をしないと供給が追い付かないわけです。

僕が発注してた時もミックスグッピーの欠品が多かった(特に夏場)。

 

そうするとグッピー1匹1匹の細かい状態なんてチェックしてられないわけ。

そうなると卸されたショップの腕にかかってくるわけですが、ぶっちゃけて言うと入荷時点で状態が崩れてるグッピーは持ち直せない。

 

断言しますよ。入荷した次の日の朝に5~6匹くらい死んでたら、その水槽のグッピーは大量死します。

どんだけ水を換えようがバクテリアを入れようが死にます。

 

ショップ、もっと言えば問屋の時点で状態を整えられていないため、家に持ち帰る頃にはクタクタのグッピーになってる可能性が高いんですよね。

 

入荷したてのミックスグッピーは色んな色が選べて楽しいんですけど、安全性を取るなら入荷して時間が経ってた方がねらい目。

 

こいつらは長生きする。まあ色は選べないし、だいたい変な色だけど。

 

ちなみに、モザイクグッピーとか品種が書いてあっても、安いやつはミックスグッピーの中からモザイクが出現してるだけだから、次の世代では全く別模様になる可能性があります。

 

グッピーは強くない

グッピーって強い熱帯魚だと思ってる人多いんですけど、現実としてそうでもない。

~テトラって名前のやつの方が強いですよ。マジで死なないから。

 

特に水の汚れに対しては敏感です。

多くのグッピーが水槽に入ってる場合は水の汚れを疑った方が良いですね。

気が付いたら殖えてるし。

 

水換えする時に手抜きして水の上辺だけ交換してませんか。

そんな事してたら間違いなく死ぬよね。

 

水を交換する時には下側から交換していきましょう。

絶対にやらなければならないのが、砂利の中の掃除。

 

水槽の中でグルグルかき混ぜるなんてアホみたいな事やらないで下さいね。

これを使います、砂利の中まで突っ込んでゴミとりします。楽です。しかも汚れもしっかりと取れる。使わない理由がわかんないですね。

 

何もしないよりは上辺だけでも水換えした方がいいですが、どうせやるんなら、効率よく、楽にしっかりと水換えした方が言いですよね。

 

水の出入りが多い。

これはグッピーだけではありませんが、初心者に多いです。

特に小型水槽で飼育してる人には気を付けてほしい。

 

よし、落ち着いてきた、次のグッピーを買ってこよう。

これを繰り返す事で失敗します。 

確かにわかるんですよ、色んな生き物を飼育してみたい気持ち。

 

水合わせしてショップの水を水槽の中にいれて、1週間の水換えのタイミングでも水換えしてって、いつになったらその水槽の水は落ち着くんですかね。

 

水換えは必要なんですが、水の出入りが多いと水が落ち着かないので、グッピーが適応出来ません。

仮に30㎝の小型水槽だったら。15l程度です。

15lといえば、一般的な大きさのポリバケツと同じ程度の容量。

 

このわずか15lに綺麗な水と、家の水槽に入ってた水と、ショップの水槽の水のごちゃまぜ状態で入るわけですよ。

3種類の水の中でグッピーは生きていかないといけないわけです。

 

それが次々とやってきます。

そりゃ水が落ち着かない限りは、グッピーも落ち着くわけがないよね。

 

まとめ

前回書いた記事と重複する部分もあるんですが、これが真実です。

グッピーって綺麗なんだけど、意外とめんどくさいからね。

 

同じようなメダカ体型の熱帯魚ならオリジアスとか凄い好き。