元アクアリウムショップスタッフが断言します。

28歳。元アクアリウムショップスタッフ。アクアリウムを中心にギターやテレビの事も書きます。ブログ名の変更に伴い、記事タイトルも省略します。

ペットショップ店員に求められること。

ペットショップ店員って人気のあるアルバイトなんですよね。

学生バイト結構多いし、主婦も多い。

 

特に僕みたいな専門店じゃない場所は多いと思います。

専門店は空いた席を狙ってバチバチじゃないかな。

 

じゃあ、実際の内容ってどうなのって事を述べていきます。

ペットショップは動物園ではない

ペットショップの仕事内容として、

(1)接客

(2)在庫管理(商品も生体も)

(3)生き物の世話

が、主な内容です。そして上から順に重要度が高い。

 

これは言い方を大雑把に置き換えれば、

(1)売り上げを作れる人

(2)お店の管理が出来る人

(3)雑用

に、なります。

 

ところが、面接に来る人は下から順に求めてくるんですね。

店側として重宝するのは、売上が作れる人。

生体を売って、用品を売って、初めて会社に利益が出るので当たり前なんですけど。

 

これをわかってない人は接客を嫌がります。断言しますが、接客が嫌なら向いてません。

これは僕が社員として働いていた頃に切実に感じた事。

 

ペットショップはサービス業なので、サービスを提供出来ない人って非常に扱いにくいし、クレームの元になります。

 

あなたが今お店で世話をしている生き物は、誰かが販売をしたから入荷が出来てるんですよって事なんですよ。

特に、うわー小さい可愛い、で終わってる人にわかってほしい。

 

もちろん生体の世話は絶対しないといけないんですけど、それは雑用レベルでしかないわけです。

そこから、次の段階の商品管理(生体管理)まで進めば、雑用から仕事に変わってきます。

特に店長とか社員になると、生体よりも数字とか違う部分に関わっている時間の方が多くなってしまうので、 報告してくれると超ありがたい。

 

そして万全の状態でお客さんの所に届ければ完璧。

結局販売に繋がらないとまったく無意味なんですよ、販売して初めてその苦労が報われます。

コミュニケーション能力に問題がある人は”詳しい人”で、終わり。

だから面接では、動物の事めちゃめちゃ詳しい人よりも元気な人の方が採用されやすい。両方持ってれば最強。

とにかく詳しくても、対話が出来ないと売れないんですね。

 

あと、一方的に色んな情報を喋ってしまう人。

専門的な知識を持ってる人にありがちです。

客もポカーンとしてます。 

 

 

対話が出来ないと、飼育に必要な知識を相手に伝える事が出来ないわけです。 

それはスタッフ間同士でも求められます。

どの子が体調が悪いのか、病院に連れていくのか、餌は何を食べてるのか、この辺を伝える事が出来ないと販売すら出来ません。

 

だから、知識<コミュニケーション能力、なんですね。

 

生体知識も必要だが商品知識も必要。

採用された後の話になりますが、生体が売れた後は商品が売り上げを作ってくれるので、商品知識も必要になります。

生体管理と同じくらい商品管理も重要なんですよ。

 

なぜなら生体よりも商品の方が数売れるから。

1つの生体に対して、複数の商品が売れます。

 

商品知識が薄いと、どれが良くてどれが悪いのかがわかりません。

価格が近い商品とか特に聞かれますね。

 

生き物の知識はネットで調べれても、商品は調べられない場合が多いんですよ。

素人のレビュー見るしかない。だからスタッフが知っておく必要があるわけです。

新商品とかメーカーの人に聞くしかないんだけどね。

 

自分で使ってみた感想だと超リアルな情報なので、お客さんも信用してくれます。

 

まとめ

ペットショップ店員って結構楽しいですよ。

僕は嫌な事よりも楽しい事の方が多かった。

 最後に一番重要な事ですが、動物が死ぬ所を見るのが嫌なら向いてないですし、動物を商品として扱えない人も向いてません。

 

ペットショップはペットショップです。