元アクアリウムショップスタッフが断言します。

28歳。元アクアリウムショップスタッフ。アクアリウムを中心にギターやテレビの事も書きます。ブログ名の変更に伴い、記事タイトルも省略します。

屋外飼育、メダカの冬眠あけにやってはいけない事3つ。

そろそろメダカの活動時期になってきましたね。

この時期は油断しがちで爆死させる人が増えてきます。

せっかく産卵グッズ買ったのに残念。

 

本格的な産卵シーズンは5月頃が目安になりますが、爆死させないように早めに注意喚起。

せっかちな人ほど失敗しやすいのがアクアリウムですよ。

 

大量の水換えと掃除

冬眠あけていきなり水換えをドバっとやっちゃう人がいますが、それは危険なんですよ。

 

1シーズンくらい水換えしてなかったものを、いきなり1/2も水換えしてしまうのはメダカにとって負担が大きすぎる。

水換えしてない人ほど特に大量換水をやっちゃいます。

 

だから、急激な環境変化はダメだっての。

 

1/4程度の少な目の水換えでも十分です。水が傷んでるかどうかよりも、大きすぎる変化の方が怖いですね。

 

それと同時に掃除もかなり危険です。

 

外で飼ってる人はメダカを飼育してる容器の中がよく把握できないほどにコケにまみれていたりするですが、これは取らない方が良いです。

 

その容器の中で湧き上がってる微生物を食べたりしてる可能性が高く、メダカにとっては良い環境なんですよね。

稚魚の育成には使えたりするし得だよ。見栄えは悪いけど。

 

特に沈んでる汚れが水中に舞うのが怖い。

底の方には恐ろしい量のゴミが溜まっていたりするんですが、このゴミが水中に舞ってしまうとメダカが爆死する原因にもなります。

 

マジ注意。プロホースを突っ込んでガシガシ振ってるとゴミが舞う原因になるから気を付けてね。

 

産卵シーズンに間に合わせる為に餌を大量に与える

そもそも基本中の基本なんですけど、一度に多くの餌を与える事の意味は全くないです。

腹いっぱいなのに飯食えって言われても無理でしょ。メダカも同じ。

 

何度も言いますが、残った餌はただのゴミです。病気をまき散らす兵器にもなりかねませんよ。

 

もし太らせようと思えば、一度に与える餌の量を少なくして回数を増やす事が大事ですね。

仕事で無理ならいつも通りの餌を朝と晩に二回与えるしかない。

 

もしくは、栄養価の高い餌に切り替えるのも方法です。

産卵用の餌か裏側の成分表を見てたんぱく質の量が多いもの。

 

太らせる考え方は間違ってないので、手抜きでやりたいなら栄養価の高い物に替えるのが良いですよ。

僕なら間違いなく餌を替えます。めんどくさいし。

 

メダカの飼育してる位置の変更

これは冬越しの時にも書きましたが、今の時期も良くない。

 

まず、昼は温度が上がって夜は寒い環境に置かれる事で温度変化が激しすぎる事によるメダカの負担の大きさ。

 

次に飼育容器を動かす事によって容器の中のゴミが舞う。

 

つまり動かすメリットってあんまりないんですよ。

水入って重たいのによく動かしますね。

動かなさない方が絶対に良いんですね。

 

暖かい事よりも、温度変化が少ない事の方がメダカにとっては遥かに良い環境です。

アホみたいな事はやらないでください。

 

まとめ

冬眠明けにやる事はほとんどありません。っていうか色々やらない事をおすすめします。

 

5月は本当によくメダカが増えます。殖やすのが楽しくて飼う人もいるくらいですから。

個人的にはグッピーよりも遥かに楽しいです。