元アクアリウムショップスタッフが断言します。

28歳。元アクアリウムショップスタッフ。アクアリウムを中心にギターやテレビの事も書きます。ブログ名の変更に伴い、記事タイトルも省略します。

初心者を困らせるLED。LEDの選び方とそれぞれの違い。

前回はこんな記事を書きましたが、

 

アクアリウムには蛍光灯でしょ←アホ、賢くやるなら絶対LED買え。 - 元アクアリウムショップスタッフが断言します。

 

LEDが優秀なのはわかったけど、

じゃあ実際にどんな違いがあるのか、

自分の水槽にはどういうLEDを使えばいいのか、

説明していきます。

 

ぶっちゃけLEDって結構高いじゃないですか。

魚照らすだけなのにこんなに値段すんのかよ、みたいな。

 

僕もそう思ってたときがありましたけど、

実際の光具合を見ると納得出来ます。間違いなく。

 

高いものには高い理由がちゃんとあるんだよね。

 

値段の違い

明るさ

同じ水槽のサイズに対応してるのに、なぜ値段が違うのか。

圧倒的に値段の高い方が明るいです。

 

下手したら値段の安い60㎝水槽のものより、

値段の高い45㎝水槽のLEDの方が明るいときさえありますね。

水槽全体を照らせるかどうかはまた別の話なんだけど。

 

これはLEDのチップの数が違うということと、

単純にひとつひとつの明かりが強いからなんですね。

 

パッと見は同じなんですけど、

よく見てみると安い物はチップが2列になっていて、

高い物は3列になってる、という感じで簡単に比較できます。 

 

あとは、1列の中にどれだけの密度でチップが入ってるかも違いますね。

安いのは密度が全然ないよ、スカスカ。

 

当然、3列の物の方が水槽を明るく照らすことが出来るし、

光の範囲も2列よりは広めですね、

 

水草育ててみたいな、

って人は迷ったら値段の高い方を買うことをおススメ。

 

ここで気を付けなければいけないのは、

対応できる水槽が幅広く設定されている商品。

 

こういった商品の場合、

LEDのチップの入っていないフレーム部分をスライドで伸ばして

大きい水槽に対応させている場合があります。

 

当たり前だけど見た目が広がるだけだから光量はしょぼい。

 

安いものは白単色、

高いものは青色と赤色と白色の3色が入ってることが多いです。

 

安い物にはチップ1個とか2個だけ青色、

なんてのもありますね。

 

それとひとつひとつの明るさも当然違うので、

白色を消して青色と赤色だけを点灯しても、

しっかりと水槽の中が明るく見えます。

 

色は複数色入っていた方が、

水景を綺麗に見せることが出来ます。

理由は後述。

 

LEDを買うときにわかっておいた方がいいこと

僕は趣味としてアクアリウムをやってみたい人に、

白単色だけのLEDは絶対すすめません。

 

値段が高い物を買わせようって意図は全然ない。

良い物しか勧めないからね、マジで。

 

なぜなら、魚の色が1番綺麗に見えない照明の色が白色だからです。

理由は簡単で白の単色だと魚の色飛びが起きるから。 

 

綺麗に見せようと思えば、

白の単色じゃない方がいいのは明白だよね。

 

なるべく魚に近い色を使ってあげた方が魚の色味が綺麗に見えます。

金魚なら赤色、海水魚なら青色、といった感じで。

 

お店のライトもそうなってることが多いでしょ。

あれはちゃんと綺麗に見える工夫がされてるんですよ。

 

 

 LEDを選ぶときの基準

趣味としてちゃんと始めましたよ、

って人は照明器具にも力を注いだ方が良い。

 

照明が違うと水槽の雰囲気が全然違うので、

なるべくいいものを。

 

水草水槽の人だけではなく魚が主役の水槽を作ってる人も、

照明を替えるだけで魚の色の見え方が変わります。

 

グッピーだと恩恵は少ないけど、

小型シクリッド系とかメジャーどころのカラシン系は全然違いますね。

 

まとめ

LEDの話が続いていますが正直なところ、

照明器具にお金をかけるのはちゃんと趣味としてアクアリウムをやってる人の方が良いと思ってます。

 

ちょっとやってみたいんだけど、

って人が力を注ぐのはろ過機

 

まずは水槽内の環境をしっかり作りあげて、

飼育してる生体を死なないようにすることが大事です。

グッピーとかね、意外と死ぬし。

 

もっと水槽を綺麗に演出したいな、って人はLEDから変えてみてください。