元アクアリウムショップスタッフが断言します。

28歳。元アクアリウムショップスタッフ。アクアリウムを中心にギターやテレビの事も書きます。ブログ名の変更に伴い、記事タイトルも省略します。

電動ポンプで水換えしてるやつ、絶対水換え出来てない説

以前から、僕は水換えはめちゃくちゃ大事だと言っているんですが、

そろそろ水換え面倒だから電動ポンプってどうなの、

って人が出てきそうなので先に記事出しておきますが、

 

電動ポンプでの水換えは絶対におすすめしません。

 

じゃあ何のために電動ポンプあるのかってことになるわけですが、

電動ポンプが使える、向いている環境もあるからですね。

 

でも使える環境って、考えられる限りではかなり絞られる。

少なくとも、僕がおすすめしてきた環境で飼育してる人達は使わない方が良いです。

 

凄い楽なんだけど一般家庭では使えるもんじゃないね。

 

電動ポンプが使える環境

ではどんな環境で電動ポンプが使えるのか、ということですが

・水量がめちゃくちゃ多い

・ベアタンク(底砂がない)

・床の上で飼育している

の2+1に該当してる場合です。

 

電動ポンプって当たり前なんですけど、

水抜くのめちゃくちゃ早いんですよね。

 

僕はこれまで45㎝か60㎝水槽での飼育を勧めてきたわけですが、

こんな水槽で電動ポンプなんて使おうもんなら、

あっという間に水なくなりますよ。

いやマジで汚れ吸い取ってる暇とかないから。

 

少なくとも90㎝以上、

出来ることなら120㎝以上の水槽じゃないと

使用するには現実的ではないです。

 

水が早くなくなりすぎると

浮遊してるゴミがキャッチできない、

水の換えすぎの原因にもなります。

 

水の換えすぎが良くないことは、

アクアリウムを始めて早い段階で言われる注意です。

水のにごり、魚の状態崩しの一因。

 

というわけで水量がめちゃくちゃ多い場合には、

さっさと水の交換が出来て便利で推奨環境ですね。

 

ふたつ目の条件であるベアタンクなんですが、

これは当たり前というか当然なんですけど、

 

電動ポンプには底砂の中のゴミを抜きながら水換えする、

なんて器用な真似できないんですね。

強制的に水を吸い上げて落とすので。

 

砂利の中のゴミってすさまじい量が入ってるんですよ。

コイツを水換えの時に抜いてやらないと、

水換えの効果としては微妙なんですよね。

意味なくはないんだけど。

 

水の上澄みの部分だけを交換して、

いちばん汚れている底砂の中を出来ない、

ってめっちゃ意味なくないですか。

気分だけ水換え完了ってアホですよね。

 

水換えの効果を十分に発揮させるためには、

電動ポンプは使わない方がいいです。

本当の意味での水換えは出来ない。

 

よって、底砂の敷いていないベアタンクが推奨されます。

 

そして3つ目の場合、これは飼育環境として

床の上で飼育してる場合。

 

高さのない位置に飼育環境がある場合、

プロホース( https://amzn.to/2sJBpYA)が使えないんですよね。

 

プロホースの原理としてはサイフォン現象と呼ばれるものを使うわけですが、

高いところから低いところにしか水は流れていかないので、

強制的に水を抜く方法以外ないんですよね。

 

こういった時にも非常に便利に使えます。

池みたいな飼い方してる人が向いてるかな。

 

じゃあ床の上で水量が少ない場合使えるのってことですが、

そういう人は桶で組んでバケツに組んでも良いと思うよ。 

小さい水槽で床置きは推奨しない。

 

いちばん良いのは大型水槽で大型魚を飼育していてベアタンク水槽 

ゴミは拾わないといけないけどね。

 

注意点として小型熱帯魚飼育者で大型水槽を使ってる人。

電動ポンプは吸いがめちゃくちゃ強いので熱帯魚が吸い込まれます。

 

結局電動ポンプは必要なのか

僕は電動ポンプいらないと断言します。

 

電動ポンプを使うような環境で飼育してる人が、

僕のブログの読者には少ないだろうけど。

 

僕は中型水槽飼育を勧めているしね。

まとめ

電源を付けたり消したりすれば砂利掃除出来る可能性がありますけど、

だったら電動の意味ないよねっていう。

 

砂利を持ち上げては落とす、持ち上げては落とす、

というのは手動でゆっくりと水を抜けるからこそのメリット。

 

 これはアクアリウムにおいてめちゃくちゃ強味ですね。