元アクアリウムショップスタッフが断言します。

28歳。元アクアリウムショップスタッフ。アクアリウムを中心にギターやテレビの事も書きます。ブログ名の変更に伴い、記事タイトルも省略します。

水合わせめっちゃ大事。手抜きしてる人損してます。

自粛期間中一番楽しめたかもしれないアクアリストのみなさんこんにちは。

どうも、たっくんです。

 

アクアリウムって自粛だろうが関係なく楽しめるのが強味ですね。

大がかりな工事出来るしリセット出来るし、時間があればあったで楽しめる。

僕は生体追加くらいだけどね。

 

やっぱり水合わせって凄い大事だなと思いました。

いや当たり前なんだけど。

 

水合わせをするかしないか、これだけでその後の生体の調子が全然違います。

アクアリウム始めたての人とかめんどくさい、

って手抜きしてる人多いんですけど、マジでアホですよ。

損しかしてないです。

 

 水合わせとは

そもそも水合わせの話なんですけど、

家にある水槽に新しく生体を追加するときには必ず行う作業です。

 

家の水槽の水と、ショップの水って見た目は同じでも実際は全然違うので、

そのまま家の水槽に直に導入してしまうと魚がショックで弱ってしまうことがあるんですね。

そこでそのショックを和らげるために行う作業です。

 

方法としてはショップの水と家の水槽の水をゆっくり混ぜ合わせることによって、

徐々に生体に慣れさせて、最終的に水槽に合流させます。

 

方法

点滴

この方法は多くのショップ、

アクアリストにもっとも多く取り入れられています。

 

水作エイトなどにもついているシリコンチューブを使って水合わせをする方法です。

口を縛っても良いですし、

こういう分岐を使っても良いですね

 

ぽたぽたと水が垂れるくらいにして、

15分から20分くらいでもともと入っていた水の倍くらいの量を混ざ合わせます。

この方法が一番安全で確実な方法です

 

やっぱりショップが導入してる方法なだけあって生体への影響も少ないです。

 

エビ、海水魚は特にこの方法がおすすめ。

この前買ってきたヌマエビもういなくなってるんだけど、

って人水合わせだけでめっちゃ変わりますよ。

 

コップを使った方法

お店から買ってきた生体をプラケースやバケツなどに入れて、

コップなどで何回かに小分けして水を混ぜ合わせる方法。

 

この方法もまあまあいいかな。

時間は基本的には同じ。

 

一度に混ぜ合わせる水が多いので点滴には劣りますが、

手間が少ないのがメリット。

 

アクアリストならバケツくらいは持ってるだろうしね。

 

袋に穴をあける方法

おすすめはしません。

が、水合わせの方法として最も簡単で手間の少ない水合わせ方法。

 

生体買うときには必ず酸素を入れた袋に入れてくれますが、

その袋にはさみなどで切り込みを入れて水槽の上に浮かべておく、

という方法。

 

ぶっちゃけ穴の開いた袋を浮かべてるだけなので、水が全然混ざらないです。

全く混ざらないことはないけど、

水合わせが出来るくらい混ざるかと言われればNO

 

しかもこの方法、エビとかコリドラスでやっちゃうと普通に水槽の中泳いじゃうんだよね。

直に水槽に突っ込んでるのとなんも変わらないっていう。

こうなるといよいよ無意味だからね、やる意味ないです。

 

しかもエビは水質に敏感な個体が多いので、

気が付いたら結構死んでますね。

 

この方法で水合わせしても良いのは丈夫な個体。

ザリガニとかネオンテトラとか定番でよく見るカラシン系は、

調子崩しても案外長生きしてくれますね。

 

もちろんおすすめは点滴。

 

まとめ

なんで今更水合わせの話なのかっていうと、

僕が一番違いを実感したからです。

 

僕自身めんどくさいときとか袋に穴開けて水合わせの話してたんですね。

やっぱりこの方法で水合わせした生体、なんとなく調子悪いし海水魚とかだと全然もたないですね。

一週間くらいで死んじゃいます。

 

ですが丁寧に水合わせしてあげると、

2日から3日くらいで調子よさそうに泳いでくれます。

エビも全然違いますよね。

 

最近久しぶりに水槽に生体を追加したので、

水合わせは大事ですよって話。

やっぱり生体を追加するする瞬間っていつもワクワクしますね。

 

ですが水槽にうまいこと導入出来るかどうかで、

その後長生きするかどうか全然変わります。

 

水合わせは丁寧に。

飼育してみて楽しかった熱帯魚

僕はお店で働いていたので、

そこそこ色んな生体を飼育していたわけですが、

 

その中でもこの生体は楽しかった、という生体を紹介しようと思います。

やっぱり給餌のときが楽しかったですけどね。

 

今回の記事はめちゃくちゃシンプル。

僕が見ていて、飼育していて楽しかった生体がテーマ。

 

テトラオドン・ムブ

フグの中でもムブは特に良かった。

 

ムブはフグの中でも積極的に餌を取りに行ってくれます。

ここ結構重要ね。

 

少し変わり種のフグだと待ち伏せタイプが多くて、

餌が近くにくるのを待ってから捕食するんですね。

 

インドシナレオパードパファーとかね。

これはこれで可愛いんだけど。

 

やっぱり自分からガンガン捕食をしに行く姿は可愛い。

成長期の子供みたいな感じ。

 

小さいメダカから給餌を始めて、

金魚にサイズが上がった瞬間も感動しました。

 

ムブは性格が分かれるタイプのフグだと思いますが、

お店にいたムブは結構わがままタイプでメダカは丸ごと食べるんですけど、

金魚はお腹の柔らかいとこだけ食べてた。

残ってるとカビ生えるので、網ですくって捨ててました。

 

僕が近くに寄ると近づいてきてくれてましたし、

ムブは賢いなぁって感心してましたね。

 

レッドテールキャット

モンスターナマズ。お店だからこそ飼うことが出来たような生体です。

調べるとわかりますが、レッドテールめちゃくちゃデカくなります。

普通に成長しても1m前後にはなるからね。

 

ナマズといえばレッドテールが思いつく人も多いくらいに有名です。

 

レッドテールの面白かったところは、単純に成長速度と餌をよく食べるところ。

まさに成長期の子供みたいなもんで、あげればあげるだけ食べてくれます。

 

お腹パンパンに膨らませてピンポンパールみたいな形になっても食べてますからね。

それでいて消化不良にならずにガンガン消化する。

さすがモンスターナマズ

 

更に成長速度も異常に早く、仕事休んで1日見ないだけで成長してるのがわかります。

肉食魚用の固形フードを食べれるようになってからが本番ですね。

 

レッドテール大きくなっても食欲は全然変わらない。

餌あげるのが楽しいって人にはツボにはまるタイプの熱帯魚。

 

ちなみに店の中ではダイソンってあだ名でした。

 

コンゴテトラ

さっきまでとは少し違った熱帯魚っぽい楽しみ方が出来た生体。

入荷してきた時点、つまり飼い込みが出来てないときには色が全然出てなくて大きさも小さいし魅力のない熱帯魚だったんですよ。

 

毎日しっかりと餌を与えて体がしっかりしてくると色が凄い出てきて、

淡い水色とオレンジのコントラストが超綺麗でした。

 

やっぱり成長する過程が楽しいってのがあるんですけど、

色が綺麗に出てきた個体がオスで地味なのがメス、とわかるのも良い。

 

さらに体に厚みもあってそこそこの大きさに成長するくせに、

性格に難あり混泳出来ません、みたいな荒くれ物じゃないところが最高です。

 

だいたいこの手の熱帯魚って性格荒くてコリドラスしか混泳出来ない、

みたいな扱いが難しい熱帯魚のパターンが多いんだけど、

混泳が問題ないところも個人的には評価高い。

 

カクレクマノミ

定番中の定番だから外したかったけど、

やっぱりどうしてもクマノミは良い。

 

カクレクマノミ海水魚の中でもめちゃくちゃ飼育しやすいので、

比較的長生きしてくれるうえに、混泳相手も選ばず、よく動いてくれる。

しかもカクレクマノミって思ってるよりデカくなるんですよね。

 

そこは淡水と違うところ。

淡水魚だと混泳出来るように組み合わせると体が小さくなりがちだからね。

 

餌もよく食べてくれるし、イソギンチャクと共生してる様子も良いですね。

あと海水魚の飼育してるっていう感じが満たされるよ。

 

タコ

名もなきタコでしたが、タコも楽しかった。

普段はのろまで全然動いてないんですけど、

捕食の瞬間だけ機敏に動きます。

 

足の方を広げて、吸盤で魚を覆い隠すような感じで吸い付いて捕食する感じの食べ方。

捕食シーンが忘れられない生き物トップに間違いなく入りますね。

 

 

まとめ

というわけで、僕がただひたすら楽しかった生体をあげたわけですが、

振り返ってみると僕って餌やり好きだったんだな、と思いますね。

それなりに成長もしてくれる中型熱帯魚に魅力を感じます。

 

成長させるのって楽しいよね。

ヒーター購入時"要注意"。ヒーターの温度設定が出来る理由

今の時期、熱帯魚と海水魚はほとんど必須のヒーターですが、

めだかや金魚にももちろんヒーターはおすすめです。

 

飼育しやすくなるし水の状態を一定に保つという意味では、

飼育している生体にとっても良い環境になるからね。

 

正しい使い方は、こちらに記載しているわけですが、

今回僕が言いたいのは別なお話。

 

 

前提

ヒーターは26度設定がオート

ほとんどのオートヒーター(温度設定が出来ないもの)に関しては、

26℃に設定されています。

26℃はほとんど全ての熱帯魚が飼育出来るからですね。

 

熱帯魚のことググったら大体24℃から27℃くらいの間でしょ。

そのくらいに適温。

 

たまに22℃から24℃が適温です、とかのやつもいますが、

よっぽどデリケートな魚種じゃない限りは心配しなくて大丈夫。

 

金魚用、めだか用は例外もある

ただここにひとつ罠があって熱帯魚飼育に慣れ始めた人がよくひっかかるんですけど、

金魚用とめだか用のヒーターに関しては26℃オートじゃない場合があるんですよ。

20℃とか23℃とか低めの温度設定にされてることがある。

 

わかってて購入するんだったら問題ないんですけど、

オートなら大丈夫、とパッケージを見ないで買っちゃったらアウト。

少しアクアリウムかじってる人がやりがちなミスなんですよねこれ。

 

気付いたときには返品出来ないからね。水に入れてるし。

 

ヒーターの温度設定が出来る理由

ではオートヒーターの場合だと26℃で固定になってるわけですが、

オートではないものだと何度に設定できるかというと、

16℃から30℃前後まで幅広く水温を調節できるようになっています。

 

温度を調整できるものの方が便利な理由がちゃんとあって、

たくさんの魚種に対応できるだけじゃないんですよ。

 

あとね、グッピー育成してる人も温度調節できるヒーターおすすめ。

 

水温の使い分け

低水温の使い方

低水温で飼育してる人はあんまり多くないと思いますが、

体の代謝が悪くなるため、寿命が延びる傾向にあります。

 

ただデメリットの方が大きく、

低水温の方が飼育しやすい熱帯魚以外ではやらない方が無難。

消化不良になりやすいし。

 

レッドビーシュリンプなんかではよく使ってる人がいるって程度。

あとは金魚、めだかなんかも低めの温度で飼ってる人がいますね。

 

めだかの場合、産卵に合わせて水温をぐっとあげると春がきた、

と勘違いして産卵しやすくなりますよ。

高水温の使い方

温度設定の話で話したいのはこっちの方。

 

28℃以降が高水温だと言ってもいいんですけど、

高水温になると、メリットがいくつか出てきます。

  • 熱帯魚の成長が早くなる。
  • 産卵しやすくなる。
  • 病気が治りやすくなる。

 

熱帯魚の成長が早くなる

低水温とは逆に代謝がよくなるので、ご飯をよく食べるようになります。

水温が高い方が餌の消化もしてくれるので、消化不良になりにくい。

 

細かく給餌をしてあげれば、育成速度はあがりますよね。

水汚れるから水換えの頻度もあがるんだけど。

 

逆に寿命が縮んでしまう傾向もあるので注意。

 

産卵しやすくなる

育成スピードも速くなるので、

それに合わせて産卵するペースもあがります。

面白いくらいにボコボコ産まれるよ。

 

病気が治りやすくなる

飼育をしはじめた当初に発症しやすい白点病に対しても有効的。

白点病の原因である虫は30℃を超えると活動が鈍くなります。

というか活動停止。

 

1週間から2週間程度高水温で飼育をするだけで白点病とおさらば。

ここで治ってきたからって油断するとダメです。

 

残ってる卵からまた白点病になる可能性もあるので、

水換えはした方がいい。

 

まあ水換えしてるような人なら、

そもそも白点病にはなりにくいと思うんだけど。

 

まとめ

今回は、

  • ヒーター購入時の注意
  • なぜヒーターに温度設定が出来るものがあるのか
  • 水温の使い分け

とヒーターのことについて書きました。

 

家にひとつくらいは温度設定できるやつがあっても便利だけど、

初心者には必須じゃないんだよね温度設定。

結局26℃にしたまま変えないと無駄になるし。

 

メリットがいくつかあるので産卵を楽しみたい人には良いって所ですね。

 

superduperultraman.hatenablog.com

 

superduperultraman.hatenablog.com

 

 

ズボラな僕が小さい水槽(25㎝)で熱帯魚飼育してみた結果。やっぱり大きい水槽が良い。

僕はこれまで初心者ほど中型水槽で飼育をしてください、

と口を酸っぱくして言ってきました。

小型水槽は難易度が上がるからですね。

 

じゃあ超めんどくさがりの僕が小型水槽で、

熱帯魚を飼育してみたらどうなるだろう。

ということで、25㎝キューブ水槽(正方形のやつ)で熱帯魚を飼育しました。

 

結果から言うと失敗

はい失敗しました。

 

理由

  1. 水換えがめんどうくさくなった。
  2. コケの成長速度についていけなかった。
  3. 思ったいたよりも飽きがくるのが早かった。

この辺りが理由です。

 

水換えがめんどうくさくなった

そもそも僕は水換えをするのが好きなアクアリストではないので、

出来るだけ手を抜いて飼育をしたい。

 

とは言っても水槽の状態がある程度整うまでは、

手を抜くと失敗することがわかっていたので、

最初のうちは定期的に水換えをしていました。

 

やってみるとわかるんですけど、

小さい水槽の水換えって凄いめんどくさいんですよ。

 

なんでかっていうと、

水槽のゴミ吸ってるうちに水がどんどんなくなっちゃうから。

まだ全体の6割程度しかゴミ抜き出来てないのに水位が半分切ります。

 

生体の数を増やしたら失敗するのもうなずける。

水たまりみたいなとこでこいつら飼育してんだな、って感じ。

 

そしてふたつ目の理由が1番の理由。

 

コケの成長速度についていけなかった

水草を育てたかったのでLEDを使っていたのですが、

マジでコケがめちゃくちゃ成長する。

 

水換えをして水の中の栄養素を減らすんですが、

水量が少なすぎるので、すぐに高栄養な水が出来上がっちゃうんですね。

 

照明が強すぎたことと、成長速度が速くて水の栄養分をさっさと吸ってくれるような水草を入れてあげればよかったかもしれない。

 

ただ、掃除をしても掃除をしてもすぐにコケが生えてくる状態だったので、

そうそうに僕のめんどくさい、という気持ちが強くなりましたね。

 

水槽見てる時間よりも掃除してる時間の方がなげーじゃん、みたいな。

 

飽きがくるのが早かった

やっぱり小型水槽では出来ることがかなり限られてしまうので、

掃除のめんどくささも相まって飽きがくるのが早かった。

 

少しずつ中に生体を足してましたが、

生体の数が増えるとコケの数も比例して増えるため、

生体も増やせず、ということで全然楽しむことが出来ませんでした。

 

"なるべく大きな水槽から飼育を始める"は正しい

というわけで、以上の3つの点から僕は小型水槽での飼育に失敗をしたわけですが、

これって初心者の人にも当てはまる点が多いんですよ。

まあ僕も初心者だし。

 

多くの人が水換えの手間、生体を増やす楽しみに重点をおいて飼育をしています。

新しく水槽買ったらチャーム見るようになるでしょ。

わざわざ地図でショップに行ったりとか、ホームセンター探したりね。

 

飼育を始めてすぐは育成よりも水景を変化させることが楽しいのに、

ここに縛りが出来てしまう小型水槽は、初めての熱帯魚飼育には向かない。

 

以前から言っていたことを自ら確認しました。

 

なるべく大きい水槽を買うと複数飼育ができ、水景を変化させることが出来ます。

特に初心者のうちは出来ることが多いと楽しいと思える。

 

そのうえでなるべく手をかけずに楽しむ、

これがアクアリウムを長く楽しむコツだと個人的には思っています。

どんだけ楽しくてもずっとめんどくさいことやってらんないのよ人間って。

 

小型水槽はインテリア向き

ミニマルに楽しむ方法もありますが、

僕が失敗から学んだこととして、

小型水槽は"生き物を飼う"という楽しみ方よりも、

"部屋のインテリアとして楽しむ"なんだと思いました。

 

過剰に物を入れずに熱帯魚を楽しむ、みたいな。

 

性格的にマメな人なんかも小型水槽で楽しむことで出来るんじゃないですかね。

出来ること少ないけど。

 

まとめ

僕のアクアリウムの楽しみ方は飼育をすることなので、

小型水槽は向いてなかった。

 

これからアクアリウムを始めたい、と考えてる人。

自分が一体どういう方向で水槽を始めてみたいのか、

を考えて水槽を選ぶと失敗がなくなりますね。

初心者を困らせるLED。LEDの選び方とそれぞれの違い。

前回はこんな記事を書きましたが、

 

アクアリウムには蛍光灯でしょ←アホ、賢くやるなら絶対LED買え。 - 元アクアリウムショップスタッフが断言します。

 

LEDが優秀なのはわかったけど、

じゃあ実際にどんな違いがあるのか、

自分の水槽にはどういうLEDを使えばいいのか、

説明していきます。

 

ぶっちゃけLEDって結構高いじゃないですか。

魚照らすだけなのにこんなに値段すんのかよ、みたいな。

 

僕もそう思ってたときがありましたけど、

実際の光具合を見ると納得出来ます。間違いなく。

 

高いものには高い理由がちゃんとあるんだよね。

 

値段の違い

明るさ

同じ水槽のサイズに対応してるのに、なぜ値段が違うのか。

圧倒的に値段の高い方が明るいです。

 

下手したら値段の安い60㎝水槽のものより、

値段の高い45㎝水槽のLEDの方が明るいときさえありますね。

水槽全体を照らせるかどうかはまた別の話なんだけど。

 

これはLEDのチップの数が違うということと、

単純にひとつひとつの明かりが強いからなんですね。

 

パッと見は同じなんですけど、

よく見てみると安い物はチップが2列になっていて、

高い物は3列になってる、という感じで簡単に比較できます。 

 

あとは、1列の中にどれだけの密度でチップが入ってるかも違いますね。

安いのは密度が全然ないよ、スカスカ。

 

当然、3列の物の方が水槽を明るく照らすことが出来るし、

光の範囲も2列よりは広めですね、

 

水草育ててみたいな、

って人は迷ったら値段の高い方を買うことをおススメ。

 

ここで気を付けなければいけないのは、

対応できる水槽が幅広く設定されている商品。

 

こういった商品の場合、

LEDのチップの入っていないフレーム部分をスライドで伸ばして

大きい水槽に対応させている場合があります。

 

当たり前だけど見た目が広がるだけだから光量はしょぼい。

 

安いものは白単色、

高いものは青色と赤色と白色の3色が入ってることが多いです。

 

安い物にはチップ1個とか2個だけ青色、

なんてのもありますね。

 

それとひとつひとつの明るさも当然違うので、

白色を消して青色と赤色だけを点灯しても、

しっかりと水槽の中が明るく見えます。

 

色は複数色入っていた方が、

水景を綺麗に見せることが出来ます。

理由は後述。

 

LEDを買うときにわかっておいた方がいいこと

僕は趣味としてアクアリウムをやってみたい人に、

白単色だけのLEDは絶対すすめません。

 

値段が高い物を買わせようって意図は全然ない。

良い物しか勧めないからね、マジで。

 

なぜなら、魚の色が1番綺麗に見えない照明の色が白色だからです。

理由は簡単で白の単色だと魚の色飛びが起きるから。 

 

綺麗に見せようと思えば、

白の単色じゃない方がいいのは明白だよね。

 

なるべく魚に近い色を使ってあげた方が魚の色味が綺麗に見えます。

金魚なら赤色、海水魚なら青色、といった感じで。

 

お店のライトもそうなってることが多いでしょ。

あれはちゃんと綺麗に見える工夫がされてるんですよ。

 

 

 LEDを選ぶときの基準

趣味としてちゃんと始めましたよ、

って人は照明器具にも力を注いだ方が良い。

 

照明が違うと水槽の雰囲気が全然違うので、

なるべくいいものを。

 

水草水槽の人だけではなく魚が主役の水槽を作ってる人も、

照明を替えるだけで魚の色の見え方が変わります。

 

グッピーだと恩恵は少ないけど、

小型シクリッド系とかメジャーどころのカラシン系は全然違いますね。

 

まとめ

LEDの話が続いていますが正直なところ、

照明器具にお金をかけるのはちゃんと趣味としてアクアリウムをやってる人の方が良いと思ってます。

 

ちょっとやってみたいんだけど、

って人が力を注ぐのはろ過機

 

まずは水槽内の環境をしっかり作りあげて、

飼育してる生体を死なないようにすることが大事です。

グッピーとかね、意外と死ぬし。

 

もっと水槽を綺麗に演出したいな、って人はLEDから変えてみてください。

アクアリウムには蛍光灯でしょ←アホ、賢くやるなら絶対LED買え。

昨今のアクアリウム業界、

LEDが常識になりつつあります。

今は水草水槽でさえLEDでみんな作ってますからね。

 

俺は硬派に蛍光灯だぜ、って人います?

そのうちなくなるから、今のうちに乗り換えておいた方がいいよ。

 

今回はアクアリウムと密接に関係してくる照明(電気)の話をします。

家に水槽あるけど照明器具全然ないや、って人いますか?

 

最初はいらないからいいや、

って照明使ってなくてもそのうち絶対買うんですよね照明。

照明器具ないと魚全然綺麗に見えないから。

 

 

窓辺で飼ってるから太陽当たって昼間見えるからいらね、

ってアクアリスト、いずれコケに苦しむのでまず置き場所変えろって思います。

 

そこで今回は初心者に向けたLEDのお話。

僕は圧倒的にLEDを勧めます。 

 

LEDのメリット

蛍光灯と比べたときのLEDのメリットの話から。

  1. 電気代が物凄く安い
  2. 寿命が長い

この2つが蛍光灯と比べたときのメリットですが、

この2つだけでも十分LEDを選ぶ理由になるよね。

っていうかLEDしかないよね。

 

60㎝水槽の場合の蛍光灯だと、

20wの蛍光灯が2本ついていることが多いと思いますが、

40wでだいたい1時間辺り約1.08円かかります。

 

これをLEDに替えた場合約13~20w、

つまり電気代を半分に抑えることが出来ます。

まあLEDの明るさを見るのはlm(ルーメン)なんだけどね。

 

そして蛍光灯と比べたときの寿命が圧倒的に長い。

 

蛍光灯→約6,000~12,000時間

LED →約40,000時間。

 

年数にすると、

蛍光灯→約2年~3年

LED →約10~11年

 

と、5倍も寿命が違うわけ。

数値にしてみるとわかりやすく全然違う。

 

僕は寿命が長いことのメリットに、

買いに行く手間が省ける、

ということも付け足したい。

 

めんどくさいのよ、いちいち買いに行くの。

ネットでもいいんだけど、手元にくるまで時差あるしね。

 

水槽の数が多い人、もっといえば光を照らしてる時間が長い人ほどLEDを選ぶメリットがデカい。

 

LEDのデメリット

次はデメリット。

  1. 照射範囲が狭まる
  2. 色によって見え方が変わってしまう
  3. 本体の値段が高い

 

まず、1の照射範囲が狭まる件ですが、

LEDは広範囲を照らすことを苦手としているため、

置き方によってはどうしても水槽内に光が届きにくい部分が出てきます。

真ん中は明るくて水槽の前面と後面側が少し暗い、みたいな感じ。

 

ただこれは中型水槽だと、さほど問題にならない。

ほとんど全体に光が行き届いてますね。

 

次に2の色によって見え方が変わってしまう、という件ですが、

これは新規のアクアリストにはあんまり関係のない話で、

蛍光灯からLEDに乗り換えた人が気になるって話ですね。

 

LEDの白色と蛍光灯の白色は見え方が全然違っていて、

蛍光灯の方が若干黄色味のある白色をしています。

 

おばあちゃんちのリビングみたいな感じ。

知らんけど。

 

確かに黄色味があった方が水草が綺麗に見えますが、

ほとんど全てのLED商品、白一色で販売してる物は少ないです。

絶対に赤色とか青色が入っています。

 

要は白一色にしてしまうと、魚や水草の色が飛んでしまうことを

メーカー側も当然知ってるんですね。

 

魚屋ではなくアクアリウムなので、

観賞をすることを前提にしてるわけだから、

綺麗に見えるようにメーカーも工夫して当たり前だよね

って話になるんですよ。

 

だからこれも全然問題にならない。

 

安いLEDとかだと白一色の可能性もあるけど、

僕は綺麗に観賞するなら勧めませんね。

 

次に3の本体の値段が高い、つまり初期投資がデカいという点ですが、

こればっかりは僕もどうしようもできない、というか電気代安いんだから

LED使って元を取れって感じですね。

 

だいたい同じW数の蛍光灯本体とLEDを比べた場合、

お値段が倍近く変わります。

 

ただ、蛍光灯は寿命が短いので球を替える費用、

時間を考えるとコスパがいいのは絶対にLED。

 

LEDは使えば使うほど安くなるので、家に帰って観賞してる間だけ電気をつけるようなアクアリストには蛍光灯でも全然いいよってことにはなりますが。

 

ちなみにLEDには球を交換する、

という概念は存在しないです。

壊れたら全とっかえ。

寿命長いのでそれでも全然安いですけど。

 

まとめ

というわけで、今回はいかにLEDの方が良いのかという話をしました。

蛍光灯がダメ、というわけではないですがLEDの方がメリットが大きい。

 

これだけ説明して蛍光灯にしようかなって人、

なんで蛍光灯にそんな魅力を感じたんですか、って感じ。

 

 

電動ポンプで水換えしてるやつ、絶対水換え出来てない説

以前から、僕は水換えはめちゃくちゃ大事だと言っているんですが、

そろそろ水換え面倒だから電動ポンプってどうなの、

って人が出てきそうなので先に記事出しておきますが、

 

電動ポンプでの水換えは絶対におすすめしません。

 

じゃあ何のために電動ポンプあるのかってことになるわけですが、

電動ポンプが使える、向いている環境もあるからですね。

 

でも使える環境って、考えられる限りではかなり絞られる。

少なくとも、僕がおすすめしてきた環境で飼育してる人達は使わない方が良いです。

 

凄い楽なんだけど一般家庭では使えるもんじゃないね。

 

電動ポンプが使える環境

ではどんな環境で電動ポンプが使えるのか、ということですが

・水量がめちゃくちゃ多い

・ベアタンク(底砂がない)

・床の上で飼育している

の2+1に該当してる場合です。

 

電動ポンプって当たり前なんですけど、

水抜くのめちゃくちゃ早いんですよね。

 

僕はこれまで45㎝か60㎝水槽での飼育を勧めてきたわけですが、

こんな水槽で電動ポンプなんて使おうもんなら、

あっという間に水なくなりますよ。

いやマジで汚れ吸い取ってる暇とかないから。

 

少なくとも90㎝以上、

出来ることなら120㎝以上の水槽じゃないと

使用するには現実的ではないです。

 

水が早くなくなりすぎると

浮遊してるゴミがキャッチできない、

水の換えすぎの原因にもなります。

 

水の換えすぎが良くないことは、

アクアリウムを始めて早い段階で言われる注意です。

水のにごり、魚の状態崩しの一因。

 

というわけで水量がめちゃくちゃ多い場合には、

さっさと水の交換が出来て便利で推奨環境ですね。

 

ふたつ目の条件であるベアタンクなんですが、

これは当たり前というか当然なんですけど、

 

電動ポンプには底砂の中のゴミを抜きながら水換えする、

なんて器用な真似できないんですね。

強制的に水を吸い上げて落とすので。

 

砂利の中のゴミってすさまじい量が入ってるんですよ。

コイツを水換えの時に抜いてやらないと、

水換えの効果としては微妙なんですよね。

意味なくはないんだけど。

 

水の上澄みの部分だけを交換して、

いちばん汚れている底砂の中を出来ない、

ってめっちゃ意味なくないですか。

気分だけ水換え完了ってアホですよね。

 

水換えの効果を十分に発揮させるためには、

電動ポンプは使わない方がいいです。

本当の意味での水換えは出来ない。

 

よって、底砂の敷いていないベアタンクが推奨されます。

 

そして3つ目の場合、これは飼育環境として

床の上で飼育してる場合。

 

高さのない位置に飼育環境がある場合、

プロホース( https://amzn.to/2sJBpYA)が使えないんですよね。

 

プロホースの原理としてはサイフォン現象と呼ばれるものを使うわけですが、

高いところから低いところにしか水は流れていかないので、

強制的に水を抜く方法以外ないんですよね。

 

こういった時にも非常に便利に使えます。

池みたいな飼い方してる人が向いてるかな。

 

じゃあ床の上で水量が少ない場合使えるのってことですが、

そういう人は桶で組んでバケツに組んでも良いと思うよ。 

小さい水槽で床置きは推奨しない。

 

いちばん良いのは大型水槽で大型魚を飼育していてベアタンク水槽 

ゴミは拾わないといけないけどね。

 

注意点として小型熱帯魚飼育者で大型水槽を使ってる人。

電動ポンプは吸いがめちゃくちゃ強いので熱帯魚が吸い込まれます。

 

結局電動ポンプは必要なのか

僕は電動ポンプいらないと断言します。

 

電動ポンプを使うような環境で飼育してる人が、

僕のブログの読者には少ないだろうけど。

 

僕は中型水槽飼育を勧めているしね。

まとめ

電源を付けたり消したりすれば砂利掃除出来る可能性がありますけど、

だったら電動の意味ないよねっていう。

 

砂利を持ち上げては落とす、持ち上げては落とす、

というのは手動でゆっくりと水を抜けるからこそのメリット。

 

 これはアクアリウムにおいてめちゃくちゃ強味ですね。